管理番号164
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最終更新日2020年8月12日
小説
9
となり町戦争
三崎亜記
アパートの郵便受けに入っていた「となり町との戦争のお知らせ」、開戦の日を迎えても町内はいつもと変わらない。だがある日あった町内広報誌には転出・転入・出生に加えて「戦死者」の数が示されていた…。
こんな導入で始まる主人公の住む舞坂町と「となり町」との見えない戦争を描いた物語。恐ろしいほどの空虚さの中で、徐々に現実味を帯びてくる戦争という状況。見えない恐怖に巻き込まれていく異様な様を緊張感を持って体感することができる一冊。なぜ戦争なのか、なぜ戦死者が出るのか、そういうミステリアスなテーマはもちろんのことだが、何より荒唐無稽なSFでもファンタジーでもない実社会と同様の世界観で描かれていることに注目したい。
もし明日郵便受けに出し抜けに「戦争のお知らせ」が入っていたら…。
内容を理解するには別の知識が必要か
特になし。
読み易さについて
問題なく楽しめる。
誰にでもお薦めできる内容か
誰にでも楽しめると思う。
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