管理番号143
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最終更新日2020年8月12日
漫画
6
ハナヨメ未満
ウラモトユウコ
お見合いパーティーで知り合った相手と即断即決の勢いで婚約したが、挨拶する前に突然亡くなった義父の葬儀でただ一人瀬戸内海の小さな島へ。人口たったの400人、その島(塩島)を舞台に繰り広げられるドタバタ劇。全3巻。
主人公は東京で働くウェブデザイナーのOL。それに加えて、どうしても島に帰りたくない婚約者の「彼」と個性的な島の面々、そして怪しげな裏世界の住人たち、コメディはやはりキャラが立っていないと面白くない。そしてセリフにある種のセンスがないとスベってしまう。ツッコミの切れ味も重要だと思うのだが、とにかくこの物語の秀逸な点はそれら全てで肩肘張らない程度に実に小気味好いバランス感覚で構成されているところだと思う。「熱量」の問題ではなく、何と言うか「間」の問題なのだ。個人的にはコメディが書ける描ける人というのは頭のいい人だという認識があって、そういう意味でも期待を裏切らないセンスを堪能出来る。それに何より個人的にはこの絵柄がツボ。
内容を理解するには別の知識が必要か
瀬戸内海と聞いて思い浮かぶもの、新鮮な魚介、オリーブオイル、柑橘類、島とにかく島。行ったことがあるのならなお楽しめる。港に行って自転車を借りて散策するのが最適。あの辺りの島々は小さくても起伏が激しいので電動アシスト機付きをオススメします。
読み易さについて
特になし。
誰にでもお薦めできる内容か
全3巻、この短さが吉。誰にでも楽しめる。
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